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白黒つけないことが強迫克服のコツ

こんにちは。鈴木です。

 

強迫性障害の治療って、グレーさを受け入れていく練習みたいなもんです。

100%安心できない、すっきりしない、完全な自信がない、記憶が曖昧・・・。

白か黒かに無理矢理はっきりさせようとします。

しかし、白黒はっきりなんていくらやろうとしてもできないもの。

「さっき確認しけど、もしかしてちゃんと確認できていなかったのでは?」

「ウィルスがどこについているかなんてわからないからすみずみまで洗わないと・・・もしかしてここにも!?」

こんな感じで「もしかして」といくらでも最悪のことを考えます。

理屈としても「『ない』ことを証明する」ことはできないんです(悪魔の証明っていいます)。

だから強迫行為がやめられなくなるのです。

 

よくよく考えれば安心なんてできないかもしれないけれど、グレーのまま行動しちゃえっていうのが治療になります。

例えばこんな感じで。

・記憶が曖昧だけど鍵は確認しない

・安心とは言えないけれど手を洗わずにいろんなものに触っていく

・すっきりしないけれど中途半端な感覚に慣れていく

 

白黒はっきりできないことを受け入れよう

グレーのままだと、こう言いたくなりませんか?

「リスクはゼロにしたい」

「万が一大変なことが起こったらどうするの?」

「そんなことになったら絶対後悔しそう」

ここでも白黒はっきりさせたい!って思っちゃってますよね。

リスクはゼロにできないことを受け入れていきましょう。

 

で、お医者さんやカウンセラーにこれを言いたくなります。

「怖いことは起こらないことを保証してくれたら挑戦します」

これも白黒はっきりさせようとしてますよね。

100%何も起こらないことを保証せよ、と

確認行為でアウトです。

 

100%の安心を求めるのは強迫のもと。

グレーに慣れていきましょう。

 

認知行動療法をやったのに強迫がよくならないって思ったら

こんにちは。鈴木です。

 

強迫性障害には認知行動療法が有効であることは、知っている人が多いでしょう。

しかし、医療機関などで認知行動療法を受けて実行したけれど良くならなかった、軽減したけれどすぐに再発した、というお話も聞きます。

「私には認知行動療法は合わない」って思った方ははちょっと待った。

だいたい理由はあります。

2つのパターンにあてはまっていないかを考えてみましょう。

 

やり方は間違っていないのに、良くなっていないパターン

某有名クリックで行動療法をやったのに、良くなっていない人がはまっていることがあります。

話を聞いていくと、治療プログラムは非常に有効なやり方をしているんですね。

ただ、それを患者さんがやりきっていないことがあるのです。

例えば不潔強迫の治療中に隠れて手洗いをするなど、少し強迫行為をしてしまっている場合とか。

治療者に隠れて強迫行為をしても意味がありません。

症状は素直なもので、回避をした分は後で症状となって跳ね返ってきます。

その場では「以前より良くなった」と思えても、すぐにもとに戻るでしょう。

「これくらいはいいだろう」「これだけはやりたくない」は再発のもと。

指示されたことはきちんとやりましょう。

「怖くてそこまでできない」と思うのなら、それを治療者に伝え、どこから始めたらよいか相談してください。

 

 

 

治療者の言うことを聞いて、ズルもしていない、回避もしていないけれど、よくなっていないパターン

よくお医者さんやカウンセラーに「私も外から帰ってきたら手を洗うから、それくらいいいんじゃない」とか言われる時があります。

こんな感じの治療者にあたった場合、中途半端で終わってしまうことが多いです。

あと隠れた強迫に治療者が気づかずに、強迫に巻き込まれているパターン。

「私はきちんと言われたことをできているか」と何度も確認してくる患者さんに、丁寧に一つ一つ「大丈夫」と答えている場合とか。

治療者のやり方が少し甘いってことが実際のところあります。

 

また、やり方は間違っていなくてもすぐに結果が出ないことがあります。

良くなったり悪くなったりを繰り返しながら数ヶ月かけて良くなることが少なくありません。

このような場合は治療者を信頼して地道に練習していきましょう。

 

どのパターンなのかわからん!って思ったら

ただこういうのって、自分ではどのパターンで良くなっていないかわかりませんよね。

できればなぜよくならないのか、心配な点は担当の治療者と話し合いましょう。

どうしても話し合いにくい時は、私のところでセカンドオピニオン的な感じのご相談も受けてつけていますよ~。

自分の顔が醜いから整形したいー身体醜形障害とは

こんにちは。鈴木です。

最近、診断基準が変わり、強迫性障害の仲間に「身体醜形障害」が加わりました。

「強迫関連障害」の一つです。

 

数年ごとに診断基準って変わるんですよ。

病名なんかも。精神科領域って目に見えないから診断って難しいんですよね。

 

さてこの「身体醜形障害」とはなに?について。

 

美容整形するともっと悪化する!

自分の容姿が醜いのでは?と極端に考えて、生活に支障をきたす病気です。

他人から見るとだいたいフツーに見えるのですが、本人は気になって仕方がない。

「鼻のあたりがちょっと変な気がする・・・」とか。

気になるので、マスクしたり、帽子かぶったり、メイクをしたりして、隠します。

家族と周囲に「変じゃないよね」といって何度も確認。

鏡を一日に何度も見て、出かけるのに時間がかかることも。

このあたりは強迫性障害と似ていますよね。

 

見た目が気になるため、たどりつくのが美容整形。

これがまたやっかいで、美容整形をしても満足することはありません。

もっと「あれも変、これも変」と、どんどん整形したくなります。

 

こうして外出することができなくなり、生活に支障が出てきます。

私の印象では「わかっているけれどやめられない」って人は強迫性障害の人より少ないかなぁと。

「絶対、自分は醜いって!」と思っている人が多いんですよ。

 

治療法はやっぱり認知行動療法

治療方法は認知行動療法が効果的といわれています。

どんな風にやかといえば、強迫性障害の治療と一緒。

不安に慣れていく練習です。

 

まず不安でやっていることをやめていきます。

気になることを隠すのをやめたり、家族に確認することをやめたりします。

当然、美容整形はやめましょう。

時々、美容整形やってお医者さんが「整形すれば治る」なんて書いているサイトがありますが、そんなことはないでしょう。

このことを家族も知っておく必要があります。

「整形したら治るって言っているから」といって、整形をすすめたり、お金を出してあげたりしてはダメです。

一時的に安心しても、あとでもっとひどくなります。

 

あとは、避けていたことに直面する練習です。

だいたい人目を気にしているので、人ごみとかそういうところでの練習になります。

 

本人に病気だって自覚がないと、治療が難しくはなるかもしれません。

できるだけ早めに治療していきましょう。

症状が「私とあてはまる!」って人は相談してくださいね

強迫性障害の家族の対応についてー3つのポイント

こんにちは。鈴木です。

 

強迫性障害って家族の対応は大事です。

対応によって、よくなる方にも、悪い方にもいきます。

様々な本にも書いてあることですが、今回は家族の対応について3つのポイントを書いてみました。

 

 

①巻き込みには絶対に応じない!

まず大事なのはキレイにしたり、確認して安心させるようなことに応じないこと。

「大丈夫だよ」「何にも起こらないよ」「キレイになっているよ」と言ってしまう。

これは強迫症状を悪化させてしまいます。

 

「強迫性障害を理解する」というのは決して確認に応じることではありません。

家族を巻き込んだ悪い循環に陥っていることを理解して、良い循環になる手伝いをしていきましょう。

 

本人と対応を話し合った上で「確認のことは話せないよ。ごめんね」とか「もう不安なことは起こっているよ」といった怖さを大きくさせることを言いましょう。

 

これってよく言われていることですが、うまくいっていないことも多いようです。

その理由は徹底的にやっていないから。

「ちょっとくらいは、安心させてもいいだろう」「あんまりしつこいし・・・」って考えて数回に一度は確認や要望に応じるとかするとうまくいきません。

もっとひどくなります。

よく「泣いて懇願してくるんです。気が狂ったらどうしようって思って・・・」というご家族の声をききます。

泣いてもなんでも絶対に巻き込みに応じてはいけません。

絶対におかしくなることもありませんので、最後まで強迫行為に応じず我慢しましょう。

 

ご家族も「どんなことがあっても巻き込みに応じない」という覚悟が必要です。

 

 

 

②良くなっているところを見る

どうしても「できていないところ」ばかりに目がいきがち。

せっかく本人ががんばっているのに「ここはできていない」とか。

それだとやる気がおきてこないことも多いでしょう。

出来ているところに目を向けていくと、コミュニケーションが前向きなものに変わってくるもの。

前向きなコミュニケーションは頑張ろうとする気を起こさせるものです。

 

③「誰でもそういうことあるよ」と軽くみてはいけない

手洗いとか鍵の確認とか、一般の人でも気になるものだから「強迫は病気でなくて、誰でもあることだから単なる甘え」としてしまう人も多いです。

確認や手洗いをやめたくても止められないが強迫です。

家族の感覚で考えてはいけません。

強迫性障害という病気であることを認識すること、治療が必要で家族の感覚でアドバイスをしないようにしましょう。

強迫性障害についての本を読んだり、専門家に話を聞きにいってもよいかもしれません。

 

まずはこの3つポイントをおさえておきましょう。
症状は一進一退を繰り返しますから長い目で治療を見守っていくとよいですよ。

 

 

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